何年か前に静岡県で、
たった一人の健常者から1271人ものノロウィルス感染者が出たことがありました。
その健常者はノロウイルスを体内に持っていたものの、
症状はなく、普通に勤務をしていました。
いわゆる不顕性感染です。
今回のコロナウィルスも、結構な数の人が不顕性感染である可能性が高いと言われています。
また、不顕性でなくても、潜伏期間中でまだ元気な状態の時に、
フィットネスクラブやライブハウスに行って、
他の人に感染させてしまう事例があちらこちらで起きています。
この私も、もしかしたら既にコロナウィルスに感染しているかもしれません。
今や誰もが感染者の可能性があります。
いま大事なことは、
自分が感染しないように防御をすると同時に、
既に自分が感染している可能性が高いことを前提に、
絶対に人にうつさないように万全を期することだと思います。
そういった心持ちでいると、
手洗いのタイミングや回数、マスクの付け方、行動の仕方など、
気をつけるポイントが大きく変わってきます。
また同時に、それはかなりパーフェクトな感染予防対策にもなっているはずです。
重病人や体力の無い人に接することの多い医師や看護士、介護士さんなどは、
常日頃からこのような思考で行動されていることと思います。
皆がこれに気をつければ、
比較的短期に流行のピークは過ぎてしまうように思いますが、
普通に、自分さえ感染しなければよいとか、
或いは、自分は罹っても軽症で済むだろうから関係ない、
という発想をする人が多ければ、
流行の収束には、少々時間がかかりそうな気がします。
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