2013.08.17 07:04トップダウンからボトムアップへそういえば2011年3月11日 金曜日。仕事先の愛知県で打ち合わせをしていた午後。俄かに、ささやかな振動があった後、建物がまるで宙に浮いたかのように、ゆっくりと横に揺れ続けました。大した揺れではありませんでしたが、これまでに経験したことのないその異様な揺れ方は、どこかで大地震が起きたこと如実に教えてくれました。その夜、仕事を終えて東名高速にのると、何台もの大型の化学消防車が東に向かって走っていました。いつもより交通量が極端に少なかった中央道を走り八ヶ岳に着くと、そこは信号機もついていない真っ暗な闇。遠く甲府盆地の方に街の明かりが見えるだけでした。3月の八ヶ岳はまだ真冬の様相です。暖炉以外のほとんどの暖房器具は電気を必要とすることから、多くの家庭は暖房な...