2009.11.02 12:27自然と繋がった教育(Schumacher College / Children and Nature)自然の中で、子供たちの自然な発育と創造性を育てる、“森のようちえん”。1泊2日の「森のようちえん全国交流フォーラム」が、愛知県の岡崎市で開催されます。行こうかどうしようか迷っているうちに、開催まであと1ヶ月もあるのに、早くも200名の定員が、締め切りとなってしまいました。幼児教育関係者の高い関心が伺えます。ちなみに、このウェブサイトの最初のページに出ておられる、臼井朋子さんは、安曇野シャロムヒュッテの奥様。シャロムヒュッテやその敷地では、自然と繋がった、いろいろな子育ての活動が行われています。小西貴士さんは、八ヶ岳清里のKEEP協会で、私の息子も御世話になっている保育園...
2009.10.21 04:51「分離」意識を植え付ける文化私たちの多くは、物と物、自分と他人、自分と物、自分と植物、自分と動物、自分と地球・・・について、自分と他とは分離していると考えるのが、ごく普通であり、それが当たり前のこととなっています。日本では、一般には明治の文明開化以降、西洋の考え方が流入して、その意識は一層強くなりました。西洋では、15世紀、16世紀の頃から、急速に変化していったそうです。特にデカルトが、客観的に観察できるものしか信じずに、モノをできるだけ細分化して単純化して考える。そして、個を集合させると全体になる。といった、機械的な世界観を発表しましたが。それが、その時代の空気に合ったのか、急速に世に広がっていったのが、大きな要因の一つではないかと考えられています。実は、親子の間や初等学校のな...
2009.09.29 12:54Das Wesen der Farben ~ 色彩の本質「未来の人間は、流動する色彩とともに、 生きることを学ばねばなりません。 それは魂を大きな生命力で満たし、 生き生きと健康にすることでもあるのです」 (ルドルフ・シュタイナー/西川隆範訳)シュタイナーの色彩論の講演録「色彩の本質・色彩の秘密」の一節です。色彩の本質・色彩の秘密(全訳)ルドルフ シュタイナーイザラ書房このアイテムの詳細を見る子供の歯の抜け換わりが始まり、最初の7年期から、新たな成長の段階に入りはじめた時を同じくして、シュタイナーの考え方を踏まえた絵画教室に、子供が通い始めるのを機会に、昔読んだ、シュタイナーの色彩論のこの本を、再び手に取りました。色にはそれぞれに性格があります。色と色が隣り合うと、そこにまた違った性格が現れ出ます。それ...
2009.03.29 12:12小西貴士さん ~「森の日」トーク&スライドショー久しぶりに、何か心を揺さぶられるように感動したイベントでした。その感動は、不思議なことにも、今や全国に知られる、青森の伝説的なりんご農家、木村さんのりんごを食べたときの感動と非常によく似た体験でした。まさに「自然と本物」を見た、といった感じでしょうか。それは、近くの保育園で毎週のように行われている、園児が、半日、或いは、終日かけて森の中で自由に遊ぶ、「森の日」の子供たちの表情を撮った写真のトーク&スライドショーでした。写真を撮影し、話をしてくださったのは、「森の日」の引率者である、キープ自然学校の小西貴士さん。写真の腕前もプロ級で、美しい自然と表情豊かな子供たちの写真は、どれを見ても、見とれてしまうほどです。今日は、園児の様子を撮影した12000枚の中...
2008.12.16 13:54森の中で成長するこどもたちこのところ2日おきに天候が変わるサイクルとなっているようだ。おとといに降った雪は日陰のところを残して、半分以上は融けていった。今日も朝から、色を塗ったように青々とした空が広がった。まさに八ヶ岳南麓の典型的な冬の姿である。近くにあるKEEP協会のヨハネ保育園では、KEEP協会に勤める自然レンジャーの小西さんという方が、月に2度程度、広大な清里の森の中に子供たちをつれていって、一日中、遊ばせてくれるプログラムを行っている。自然の森の中でこどもたちは、先生に何をするかと言われることなく、ひたすら、自分の好きなことに集中して、自然を相手に、まさに言葉通り、”夢中”になって自分の世界を紡ぎ出す。極めて創造的な一日をすごすのである。このような経験を経たこどもたちは...