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街ぐらしの日々

2012.05.30 14:16
素の自分と虚構の自分像
感情や思考を取り去り、人が最も素になった時、それは、一つの植物のような存在ではないかと思う時があります。道端や野山に生えている草木は、風が吹けば、風になびき、雨が降れば、雨に打たれ、日が照れば、それを受け止めます。ある者は、草原の中に埋もれる小さな草であったり、ある者は、周囲を魅了するほど可憐な花をつける種であったり、ある者は、森の奥の巨木であったりします。同じように見える草花でも、決して同じ体験をしているものはなく、皆が、それぞれに違った世界を見ています。彼らは、傍らを通った車に泥水をかけられても、夏の暑い日差しに照らされても、何の不平も言わず、何のため息もつくことなく、ただ、あるがままに、その場に存在します。まるで、自分の身の回りに起こる全てが楽し...

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