縦型組織とフラット組織の使い分け

10代から20代の頃、

上司や先輩から命令され、部下や後輩は嫌でもそれに従わなければならない上意下達の縦型の組織が嫌でした。

そして、フラットで民主的な意思決定を行う組織を理想だと思っていました。それのほうが、一人ひとりが尊重され、個人個人の能力ややる気を発揮しやすく、また、公平な組織や社会が作れると思ったからでした。


しかし、年月が流れる中で、

タイムリミットのある緊急性のある事業再建のプロジェクトや、新たなコンセプトの新規事業を立ち上げるプロジェクトなどを経験する中で、

やはり強制的に上意下達で組織を動かしていかないと、

事業の再建や、高いレベルの新規事業の創造を行うことが難しいケースに何度も出くわすことになりました。


フラットで協調的に意思決定する組織は、今でも理想型だと思っています。

しかし、縦型の上意下達型の意思決定の仕方も、緊急時やまだ組織や構成員が未熟な時などには絶対に必要です。


どちらも、時と場合によって使い分ける。

これは、会社組織のみならず、全ての組織にとって言えることでしょう。


人間の脳に右脳、左脳というそれぞれに特性のある2つの脳が備わり、うまくバランスをとっていることにも、このことはよく似ています。


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幸福な社会づくりをテーマに、日々の気づき、気になったことなどを書き溜めていきます。

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