2013.02.26 11:17Work-Love Balance以前にスイスのシュタイナー学校の先生をされている方と、お話しする機会がありました。スイスでも、小さな子供を持つ世帯で、経済的な理由から、共働き夫婦が増えているとのこと。子供がまだ小さいうちは、十分な親の愛情が必要なのですが、年々、それがなかなかできない家庭が増えており、子供の成長に影響を及ぼしているのだそうです。私は教育者や心理学者ではありませんが、自分の経験や今まで出会ってきた人たちを見てきた中で、子供時代にどのように愛が与えられてきたかということと、その人が大きくなってからの性格とは、とても深く関連しているように思えてなりません。本当の愛に十分に包まれて育てられた子供は、大人になると、やさしさに満ちた人であるのみならず、不安や恐れや、思い込みにあま...
2013.02.12 14:09ホリスティックな世界観とは ~ サティシュの想いこの連休の八ヶ岳はちょっと冷えた日々でした。その寒い冷え冷えとした夜のこと、何だか肩のあたりが寒いなと感じる寝床の中で、ふと、この冷え切った八ヶ岳で突然に外に放り出され、もし自分が何の道具も持たないまま、たった一人で生きていかなくてはならなくなったとしたら、一体どのように生き延びたらよいのだろうかと気になってしまいました。暖をとるのには薪がいります。薪を切るには斧かのこぎりがいります。のこぎりを作るには鉄がいります。どこにその鉄を含んだ山があるのでしょうか?どうやってその山から鉄を掘り出したらよいのでしょうか?仮に鉄を含んだ岩があったとしても、どうやってそれを溶かすことのできる高温を作り出したらよいのでしょうか?私はそれなりの文明をもった時代に生まれて...
2013.02.02 02:12Seven Life Lessons of Chaosシューマッハカレッジの後輩のエッセイ(レポート)を読んでいたら、ある書籍を頻繁に引用しているので、ちょっと気になってリファレンスを見たら次のような本でした。HarperCollins e-booksbyJohn Briggs, F David Peat左のおすすめ本にもある、“Science, Order and Creativity“を、David Bormと一緒に書かれたDavid Peatの著作でした。日本語訳も出ていました。実に10年以上も前に出版されていて、これまで気付かなかったのが情けなくなります。ダイヤモンド社この本の内容としては、かなり前に、このブログでも複雑系と自己組織化について書いたことがありますが、概略においてそれとほぼ同じです。...