2012.06.27 23:206月の八ヶ岳八ヶ岳に戻るのが、月に一~数回程度になってしまいましたが、やはり八ヶ岳に帰ると、心のモードが明らかに変わるのがわかります。木々の間を吹き抜ける風の音を聞き、満点の星空を仰ぎ、様々な虫や生き物とともに暮らす生活は、街暮らしで余計な活動を強いられている心のひずみを修復し、新たな活力を注入してくれます。それは、自然に囲まれている所であれば、別に八ヶ岳でなくても良いはずですが、私には八ヶ岳が性にあっているようです。今の季節。暑くもなく、寒くもなく、緑が色濃くなり、過ごしやすい季節です。虫がもっとも活動的な季節です。毒をもった毛虫が出たり、スズメバチの活動が活発になるのがちょっと難点でしょうか。さて、このまえの週末、レストラン「セラヒウム」のご夫婦に用事があって...
2010.06.09 13:10正義とは何か・・・4月から事業再建のプロジェクトに参画してからというもの、あっという間に2か月がたってしまいました。そろそろ最初の本格的な山場を迎えてきたことから、今は、朝起きてから布団の中で考え、ご飯を食べながら考え、トイレの中でも考え、夢の中にも出てきたりと、ほぼ24時間モードでの仕事です。こういった24時間モードでの仕事は、プランニングなどの仕事の場合には結構あることで、決定的なアイデアは、朝の寝床の中や、トイレの最中に生まれたものが多いのが実際です。さて、数週間前の日曜日のこと八ヶ岳から愛知県に移動する道中に、ふとテレビの音声をつけると、教育テレビでハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業の番組をしていました。高速道路を走っていたので、トンネルで音声が途切れ...
2009.12.24 14:23いま起っていることを、いま評価してはいけないできればやらなくて済めば良いと思っていた、大学再生のプロジェクトが、正式にスタートすることになりました。その大学がおかれている状況は、まるで天竜川の急流くだりを、逆に遡上するのと同じような感じです。その解決は、決して一筋縄ではいきませんし、厳しい状況の中、内部的な、人と人との激しいぶつかり合いも、覚悟しなくてはなりません。本当は、明るい未来に向かっての仕事をしたいのですが、私には意外と、こういった仕事が時々まわってきます。そういえば、その極たる経験をしたのが、バブルが弾けた後の頃。ある海外の大手メーカーの日本販社で、営業畑から新たに社長になった人と、事務サイドの人たちとが対立し、ある日を境に、事務サイドの全員が突如出社を拒否し、退職してしまうといった事...
2009.11.17 04:00美しい八ヶ岳の秋に想ういま八ヶ岳は秋の最後の時期となり、カラマツ林の近くでは、黄金色になったカラマツの小さな葉が、まるで小雪が降るようにひらひらと舞い、一面に黄金色のじゅうたんが広がっています。今年の八ヶ岳の生命の息吹は、この黄金色で終わり、来年の4月に、美しい緑色の新芽が出て、再び生命の息吹がよみがえるまでの5ヶ月のあいだ、凛とした寒さの中に、澄み切った空と、白い大地と、黒い木立の、美しいコントラストが広がる冬が訪れます。自然はこんなにも美しいのに、何故、人間の社会は、こんなに歪んでいるのでしょうか。自然というお手本が、こんなにも身近にあるのに、何故、人間は自然の摂理と一致した生き方が、出来ないのでしょうか。人間が自然の智恵から離れていって、自分自身の本当の姿が見えなくな...
2009.09.07 14:24ConsultingからImplementationへ八ヶ岳は秋が始まり、我が家の庭先のモミジは紅葉が始まっています。先週から今日まで、仕事や考えなければならないことが重なり、なかなかブログの更新ができませんでした。ようやく今日、一つの仕事が節目を向かえ、気分的にちょっとだけ楽になりました。先週、私にとって、もう一つ精神的な負荷だったのは、私たち家族が八ヶ岳に来る際に、大変御世話になった方からご相談でした。先週の夜と週末は、そのことに釘付けでした。今の段階では、ここで詳しいことは書けませんが、そのご相談の対象は、とても厳しい状況にあり、どう考えても、リスクを完全に回避しながら、持続的に安定した事業をすすめるのは難しく、私としても、久しぶりに悩んだ一件でした。考えながら改めて思いました。それは、至極あたりま...
2009.07.23 04:13プランナーという仕事7月に入ってからというもの、あるプロジェクトに関して、かなり重要な判断を必要とする難題があって、頭の中は、いつもそれが引っかかっていたのですが、先日、クライアントのオーナーの英断で、一気に解決。まさに、パソコンで重たいソフトが走っていたのが解消し、急に速度が速くなったその軽快感です。ということで、今週は、ちょっと溜まっていた、依頼されていた企画物を、片付けています。私は、お客様のご要望を聞いて、いろいろな事業などのアイデアを考え、それを現実にしていけるようお手伝いするのが、今の主な仕事の一つとなっています。もちろんパソコンを使って、いろいろな企画書を作るわけですが、実は、中核になるプランニングの時には、パソコンはあえて使いません。最初は、紙もペンさえも...
2009.06.05 03:59絶妙なタイミングこのまえの日曜日。最近、毎週500キロの、高速道運転をしていることから、ちょっと気になって、いつも御世話になっているガソリンスタンドでタイヤの空気圧を調整してもらったところ、「タイヤが劣化して側面に細かいヒビが入っていますよ、そろそろ取替えの時期ですね」と、タイヤの交換を促されました。確かに、多数のヒビが確認できたので、その場でタイヤの注文をしておきました。でも、今週も愛知で仕事で、取替えは愛知から帰った後の土曜日にしました。そして八ヶ岳に帰る予定だった今日、日中に仕事を終えて、夜に中央高速を走って帰るつもりをしていましたが、朝、会社に行こうと車に乗ろうとすると、なんと夜中のうちに、前輪の片側のタイヤの空気が抜けて、パンクしていました。本降りの雨の中、...
2009.05.27 03:56初夏の八ヶ岳 ~ 良い食品づくりの会4月後半から5月にかけて、八ヶ岳の気温は急にあがり、日中は半そでで過ごせるくらいになりました。しかし、朝夕は涼しく、長袖、カーディガンが必要です。木々の葉も、萩を除いては出揃い、草花もぐんぐんその成長を早めています。庭の草刈も、これから忙しくなります。さて、今週末、清里の清泉寮で、「良い食品作りの会」が毎年行う、「良い食品博覧会」が開かれます。良い食品づくりの会とは、○良い食品の四条件 「なにより安全」 「おいしい」こと 「適正な価格」 「ごまかしがない」○良い食品を作るための四原則 「良い原料」 「清潔な工場」 「優秀な技術」 「経営者の良心」を満たした会員によって組織されている会で、食品の種類ごとにも厳しい基準を設け、その基準にあった食品の認定もし...
2009.04.10 04:03八ヶ岳スーパートレイル八ヶ岳スーパートレイルという、八ヶ岳をまるまる一周する、歩く人だけのための長大な遊歩道の整備が進みつつあります。南麓側では、富士見町、小淵沢、大泉、清里の、標高1300メートル付近を縦断するようです。八ヶ岳も車時代になって、散歩しようと思っても、細い道を車がスピードを出して行きかいます。この歩く人だけのための八ヶ岳スーパートレイルは、車を気にすることなく、存分に自然を満喫できる道となることでしょう。世界各地に、歩く旅をするひとのための小道、FOOTPASSが点在していますが、イギリスのデボン州、コーンウォール州をまたぐ、美しい海岸線とダートムーアなどの国立公園を一周するFOOTPASSは、実に美しく、また、イギリスの古代から現代までを体験できる道です。...
2009.02.12 01:01八ヶ岳の麓は春始動昨晩から、北風にのって流されてきた雪がちらつき、うっすらと雪化粧しました。しかし、朝からのまぶしいほどの日差しによって、みるみるうちに溶けていっています。写真の遠くに見える山は、南アルプスの天然水のラベルのとおり、甲斐駒ケ岳にならぶ南アルプスの一角です。八ヶ岳の今年の冬はあたたかく、雪がほとんどありません。例年なら、雪と氷で閉ざされているはずですが、風景は秋のままといった感じです。寒さも、去年と比べて格段に暖かく、着ているものも一枚薄くてよいといった感じです。八ヶ岳のふもとのほうでは、農家は例年より早く、春の作付けの準備に入ったようです。いつもお世話になっている整体の先生が、富士山や南アルプスを一望できる絶景のロケーションに畑を借りておられ、完全な無耕...
2009.01.16 14:35諏訪の夜景に癒された・・・今日は、朝から愛知県まで日帰りの出張。先ほど、家に帰ってきました。八ヶ岳から愛知県まで高速道路を走って、打ち合わせのあと、また高速を走って、とんぼ返りで八ヶ岳に帰ってきました。夜の高速道路はやはり疲れます。中央道は諏訪湖のそばを通ります。山の中腹くらいを道が通っているので、眼下には、諏訪市と諏訪湖の輪郭がはっきりとわかる夜景が広がります。特に諏訪インターの近くでは、正面に茅野市から原村、富士見町までが一望できる、壮大な夜景が正面に見えます。この空気の澄んでいる冬場の夜景は、とてもきれいです。車を運転しながらなので、写真がなくてすみません。さて、自動車業界の不況の深刻さは、高速道路を走っているトラックにも見受けられます。夏ごろに比べると、特に以前は良く目...
2008.12.31 13:00昨夜、不思議な夢を見た昨晩、不思議な夢を見ました。私は、巨大なミュージアムのような、海のそばの白い建物の中にいました。建物の天井はとても高く、大きなホールのようです。そこには、大勢の人がいて、好き好きな方向に歩いています。建物の端のほうには、巨大な灯台のような展望台が建っており、そこへのエレベータを待つ人が並んでいます。白人や黒人が大半で、アメリカかどこかの、観光地の雰囲気が漂っていました。その建物の中で、なぜか私は、自転車のハンドルくらいの、小さな白い棒を持っていました。その棒は、行きたいところに自由に飛んでいける、不思議な棒でした。しかし、その使い方にはコツがいります。自分が自由に空を飛べることを、心から信じなければ、飛ぶことはできないのです。だから、最初は、なかなか飛...