長らくブログの更新が空いてしまって、
どうもすみませんでした。
ゴールデンウィーク明けから、
仕事で八ヶ岳を離れ、
街での生活が続いてきました。
仕事の一つが最初の佳境を迎え、
いろいろ決めたり、調整したり、
連絡の取次ぎをしたりの連続で、
日中は慌しく過ぎ去り、
夜になったら、
もうパソコンの前に座る気も起こりませんでした。
どちらかというと、
少し無機質で、
ホワイトノイズのテレビを見ているような日々。
社会人になりたてのころ、
あまりの忙しさに、
目の前の仕事のことしか考えられず、
だんだんと、
硬直した人間になっていったことを思い出し、
今日は、早めに仕事を切り上げました。
何とかまだ空に明かりが残り、
暗くなる前に最後のさえずりをしている、
鳥たちの声を聞いていると、
久しぶりに気持ちが落ち着き、
自分自身と対話できる時間が持てました。
ふと思いました・・・。
本当の覚者なら、
どのような境遇であっても、
常に世界の美しい輝きを見て、
あらゆる自然の営みや人の一挙一動でさえ、
とても愛おしく思い、
生きていることが嬉しくて、
人に何かしてあげられることに、
最高に幸せを感じ、
その人自身も、他の人から見ると、
輝いているように見えることでしょう。
そういえば、
これまでに2人ばかり、
そのような人に出会ったことがあります。
一人は外資系の会計事務所の公認会計士。
私の経験の中でも最も過酷だったプロジェクトでご一緒させてもらいましたが、
優秀な方である上に、
激務を伴い、荒れやすい仕事環境の中で、
いつもニコニコと笑顔が絶えない方でした。
仕事柄、きちんとしたスーツ姿にもかかわらず、
奥様が買ってきてくださるという、
赤やピンクの柄の靴下を履いておられた姿が、いまも忘れられません。
また、生まれてから一度もインフルエンザに罹ったことがないということも印象的でした。
(私は、インフルエンザは、人や動物の心や精神の状態の不調和に起因する現代病と信じています。確か、シュタイナーも、何かの著書でインフルエンザは「頭の病気」と表現していたと思います。)
もう一人は、
ある会社で、私が面接して採用が決まったパートの女性。
会社の受付の仕事へ応募してきた方でした。
音楽大学を卒業されたその方は、
ほとんど仕事らしい仕事の経験も無く、
他に経験者が多くいた応募者の中では、
経歴的には弱い立場でした。
しかし、
ひときわ目立つ、素直さと前向きさ、
そして、この人もまた笑顔のたえない方で、
何か他の人たちとは違うものを感じた私は、
即、経験者を抑えての採用候補としました。
その人が出社するようになってからというものの、
それまで、乱雑で汚かった社内が、
少しずつ綺麗になっていきました。
パートなので、皆より早く帰りますが、
帰る前に、誰にも気づかれないうちに、
少しずつ綺麗にして帰ってくれていたのでした。
受付の仕事は、そつなくこなし、
誰からも親しまれ、信頼される人柄と、
仕事ぶりから、
採用されてからわずか半年後、
彼女は請われて正社員になりました。
しかも、未経験の会計の仕事でした。
未経験者であっても、
必ず、この人ならやってくれると、
高い信頼があってのことでした。
・・・お二人ともに共通することは、
人相がよく、
朗らかで、明るく、素直で、誠実で、前向きで、
無理に飾ったところが無く自然体で、
会った印象としては、
ほのかに白く輝くイメージでした。
お二人を思い出しながら、
今の私こそ、まさに、
お二人を見習うべきであって、
かなうならば、
そうありたいと思った次第です。
かなりハードルは高そうですが・・・。
ブログを書いていたら、元気が出てきました。
近日中にシリーズの続きを書いて、
アップしようと思います。
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