16、7年前くらいだったかと思いますが、
時々、このブログでご紹介させていただいている、
金融の専門家「竜河」さんに誘われて、
虎ノ門のビルの一室で行われた、
ある国会議員の方による、
勉強会に参加したことがあります。
それは、世界金融の要である、
ドルの正体についてのものでした。
その老齢の国会議員が教えてくれた、
ドル紙幣が意味するところは、
結構オドロオドロしいものでありました。
その後、インターネットの発達や、
この点についての本も出てきたことから、
今は、かなり多くの方が、
その正体を知るようになってこられたと思います。
ここ最近、
経済危機も峠を越したとの見解をもつ、
経済人、メディアが多くなりました。
しかし、ドルにまつわる、
極めてゆがんだ世界金融による弊害が、
取り除かれているわけではなく、
言わば、最大の病因の解消を、
先延ばしにしたといえるでしょう。
世界には、より透明性が高い、
国際金融制度が必要です。
これがないと、
いつまでも世界はこのまま。
いや、企業の利益至上主義は続き、
貧富の差はますます激しくなります。
また、投機資金を限りなく拡大させることのできる現在の仕組みは、
早々に終わらせる必要があります。
前にもこのブログ(4/17)で触れましたが、
私としては、TERRA構想は、
その最も相応しいものとして支持しています。
お金の基本は、
バーター取引の仲介であり、
決してそれ自体が価値のあるものではないと思います。
記号であり、空気のような存在でなければなりません。
価値があるのは、その商品であり、労働です。
今は、本末転倒になり、
お金のための商品や労働になっています。
そろそろ、中世(石器時代?)からの古い概念を捨てて、
新しいお金の価値観を、
皆で共有したいものです。
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