パーマカルチャーしよう!がプレミア本に・・・


日本語の本でパーマカルチャーの本と言うと、
このブログの帯でもご紹介している、
「パーマカルチャーしよう!」と、
以前に、ある環境NPOで一緒に理事をしていた、
小祝慶子さんらが訳した。
「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」
が代表格です。

「パーマカルチャーしよう!」は、
その基本的な考えを解説している上に、
その考え方を、いろいろな立場、職業の人が、
想いを寄せて書いていることから、
結構、その世界に興味を持っていなかった人でも楽しめる、
気軽にお奨めできる良い本でした。

私も、この本をまとめ買いして、
いろいろな人にプレゼントしていました。
ところが先日、ふと気づくと、
自分の分もあげてしまったことに気づき、
買い足そうとアマゾンを見ると、
なんと完売となっていました。
おまけに中古本には、随分のプレミアがついていて、
1500円あまりの本に、
なんと4800円の値段がついていました。

もし、まだお読みでない方は、
在庫のある本屋さんや古書店で、
妥当な価格で売っているのを見つけたら、
これは買いです。

そういえば、建築の分野でも、
シム・ベンダーリンとスチュワート・コーワンの、
「エコロジカルデザイン」という、
世界的に知られる名著がありますが、
これも日本語版は絶版になっています。
私の人生を変えるきっかけになった本だけに残念です。

デビッド・コーテン、ブライアン・グッドウィンなど、
是非、日本で幅広く読まれて欲しい本も、
次々と絶版になってしまっています。

でも、あまり悲観はしていません。
近い将来、
自分で自由に編集できる電子本など、
これまでの本に代わる新たな形態が広がり、
15世紀のグーテンベルグの印刷革命に匹敵する、
大きな進歩が起こる気がしてなりません。
すると、今は、低迷する出版業界にも、
「知」をめぐる新たなサービス形態が次々と生まれ、
ビックバン的な変化を起すのではと思います。
そうしたら、出版コストも今に比べると著しく下がり、
隠れた名著も、きっと復刻してくるのではと期待しています。

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