Food Faddism ~ 健康食品大国 日本

フードファディズムとは、
「食品の栄養や効能に対して、
 それが科学的に証明されている、いないにかかわらず、
 それを過大評価し、固執すること」
だそうです。

日本では、
全国の高額納税者のトップ20には、
何人もの健康食品販売業者が登場しています。
世界的にも、
健康食品の類の販売が、
非常に多い国となっているようです。
つまり、日本では、
フードファディズムではないかと思える人が、
かなり沢山いるのではないかと推測できます。

様々な栄養サプリメントや、
健康食事法がありますが、
それが本当に、
その人の健康に役立っているかと言えば、
非常に疑問があります。
逆に、健康を害している場合もあるでしょう。

その一方で、
この一年で100歳になったご長寿は、
全国で実に4000人おられるのだそうです。
現在、100歳以上の方は約40000人もおられ、
1975年にはたった600人だったそうですから、
ご長寿の方は本当に増えました。

そのご長寿の方々が、
健康食品や健康食と言われるものに、
頼っておられるかと言えば、
私が知る限り、そうでない方が大半だと思います。

私が観察する、
ご長寿の方の共通の特徴を考えると、
次の点に集約される気がします。

1)家族、又は、近所、ヘルパーなどの、
  暖かな人間関係の中に住んでいる。

  この暖かな人間関係があることが、
  生きがいになったり、
  脳への程よい刺激になったりして、
  老いることへの孤独を感じることなく、
  楽しい毎日を実現し、
  それが身体や精神の若さを保つのに、
  大きく貢献しているのでしょう。

2)好き嫌いがあまりなく、
  菜食が中心でありながらも、
  多少の動物性食品も含めて、
  あまりこだわらずに何でも食べる。

  ベジタリアン、ビーガンの方には、
  動物性食品の摂取に対して、
  異論のあるところだと思います。

  日本の古神道の文献の中に、
  「一鮮三果七菜」という言葉があるそうです。
  「一鮮」は、一品の新鮮な動物性たんぱく質
  「三果」は、三種の穀物或いは木の実
  「七菜」は、七品目の野菜
  これらを、古代の日本人は、
  一日に食べていたとのことです。

  これが必ずしも良い、
  というわけではありませんが、
  この言葉の裏を返せば、
  適度に何でも食べることとも解釈できます。
  参考になる言葉だと思います。

3)労働、運動を欠かさない。

  テレビで紹介される100歳のご長寿は、
  大抵、ご自分で畑をされていたり、
  家庭でも家事を自分でされたりしています。
  ある方は、毎日、散歩を欠かさないそうです。
  逆に、散歩をしないと調子が悪いのだそうです。

4)あらゆるものに感謝をしている。

  やはり100年も生きておられると、
  世の中のつながりや道理、
  見えない世界の存在も含めて、
  現象界、実相界のしくみが、
  いろいろと分かってこられるのでしょう。
  自然体で全てに感謝できるようになると、
  顔つきも変わってきます。
  100歳のご長寿が、
  皆さん福相をされているのは、
  幾多の出来事の経験を通して、
  精神的にも高い境地に至られた、
  その証のような気がします。

フードファティズムについて、
書くつもりだったのが、
何だか、ひでき版ご長寿の秘訣、
のようになってしまいました。

どうぞ、
“ファディズム” (熱狂、固執)に陥らないように、
適当~に読み過ごしてください。

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