ありふれた日常の現実の中に理想を見る…

私がイギリスに留学している頃と前後して、
イギリスのシュタイナー共同体のキャンプヒルで何年か暮らされたというSさんからメールをいただきました。短いメールだったのですが、読ませていただくうちに、私のこの十何年かの時間がフラッシュバックのように流れていきました。

私が書いた返答メールを転載しておきます。

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S様

ブログをお読みいただき、またメールをお送りいただき、
ありがとうございました。

私もイギリスで共同体に近い生活をしていたので、
日本に帰ってからのギャップに苦しみ、
この日本で自分は何をしたらよいのだろうかが分からず、
仕事にも復帰できなかった時期がありました。

でも、その後の十数年の間に、
人々の考え方、暮らし方にも大きな変化があって、
今は、多少の希望を持ちながら暮らしていけている気がします。

キャンプヒルは、私は半日程度しか訪れたことはありませんが、
一つのコミュニティーの在り方として勉強になりました。

そういったお互いへの理解と優しさを基本に、
相互依存で成り立っているコミュニティーの暮らし方を、
いかにして日本のありふれた日常の現実の中に実現していくかが、
今の私のテーマです。

それには、金融制度から流通、政治制度から法律まで、
あらゆるものが変わっていかなければなりませんが、
自分たちの子供や子孫のためにも、
自分の代で一つでも多く改善してあげられればと思っています。

是非、お知恵やお考えを教えてください。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

ひでき@八ヶ岳

Think Beautiful

未来に残したいリジェネラティブな社会づくりを考える

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