「幸せになるために毎日懸命に働いているのに、
なぜかいつまでも幸せになれない今の社会。
モノの豊かさや便利さを純粋に喜べたのは昔の話で、
幸せを手に入れようと、
経済発展を推し進めようとすればするほど、
幸せはますます私たちの手から遠のいて行ってしまいます。
一体、私たちの社会や経済の何がいけないのでしょうか。
何か大事なことを見落としてきてしまったのでしょうか。
そして、私たちはこれから、
一体どのような社会を理想として取り組んでいけばよいのでしょうか。
・・・(後略)・・・」
マクロビオティクの西日本の総本山、
正食協会の月刊誌「むすび」の10月号に、
編集部の片山氏と山口編集長のご厚意により、
映画「幸せの経済学」の紹介を載せていただきました。
上はその前文です。
今週くらいから自然食品店などの店頭に並ぶと思います。
この「むすび」誌はただのマクロビオティックの専門誌ではありません。
生き方のことから、読むべき本、環境問題や新しい社会のことまで、現代を生きる私たちに必要な情報をいち早く届けてくれる雑誌です。
「幸せの経済学」の製作者ヘレナ・ノーバーグホッジさんについても、10年も前に取り上げており、とても感度の高い雑誌だと思います。
その当時、編集長をされていた山口さんが、
この度、再び戻ってこられたことから、
また今後の雑誌の内容にも期待されます。
さて、7月、8月とブログを長らくお休みさせていただきましたが、
今年の夏は八ヶ岳は例年になくとても賑やかで、
我が家にも、親せきなどが次々に来てくれるなど、
忙しくしておりました。
それともう一つしていた事として、
八ヶ岳の様々な立場の住民同士が繋がり、
地域循環型社会の形成を行っていくための、
オープンで恒常的な対話の場をつくろうと、
地元の有志の方々や、
清泉寮ことKEEP協会の方とともに、
検討を繰り返してもきました。
以前は、自分でそういった対話の場を創ろうと考えていましたが、
自分の時間が極めて限られていることもあり、、
準備や継続性の面で、個人では充分な対応ができません。
たまたま、KEEP協会の方の中に同じことを考え、
「対話」にも理解のある方がおられたことから、
それならば一緒にやろうということになったわけです。
、
いま、八ヶ岳ダイアローグプロジェクトと称して、
その仕組みのデザインをしているところです。
その対話の場には、
お互いの考え方や関心事も大きく異なる方々が参加されることから、
ここでは、グローバリゼーションだとか、
ローカリゼーションだとか、
有機農法でないといけないだとか、
原発はだめで自然エネルギーは良いのだなど、
そういった大上段に構えた議論は行いません。
生活者の視点で、
日々の暮らしに密接にむすびついているところから、
対話を始めていきたいと思います。
病める部分の多い現代社会においては、
ごく普段の暮らしの何気ない事柄であっても、
それを再考しながら掘り下げていくと、
必ず何か大きな問題が底に横たわっているのに気づかされます。
対話の場においてそれに気づき、
どうすればよいのかを一人一人が真剣に考え、
人間として、良心ある人として結論を出した時、
その場には、きっと一つの合意が、
自然な形で形成されるに違いありません。
近々、詳細が決まりましたら、
またこのブログでご連絡したいと思います。
0コメント