「天使の森」プロジェクト スタート



私と一緒に会社を運営している小原淳氏が主催している、
NPOアースワーカーエナジーと、
地元金融機関の岡崎信用金庫とが共同で、
森林再生とその資源の持続可能な活用のための事業、
「天使の森」プロジェクトをスタートし、
本日、そのプレスリリースと記者会見が行われました。

これは小原氏が20年近くの間、夢に描いていたプロジェクト。
詳しくはこちらです。
http://www.ewe.org/



実際に広大な森林を借り受けて、その再生を行うとともに、
周辺地域の荒廃しかけている人工林の活用について、
地球環境の保全を前提に、
生産現場である上流から、
最終的なユーザーまでの流れをしっかりと考えた、
事業支援も行っていきます。

プロジェクトの記念イベントとして、
今日から2週間のあいだ、
環境アーティストの土屋公雄さんによる、
このプロジェクトの全体像をアートにした展示会が、
岡崎市の東岡崎駅前の葵丘会館で行われています。
もし、お近くの方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、お越しください。

12月1日(土)の夕方には、同じ会場で、
土屋さんや、愛知トリエンナーレの芸術監督である、
五十嵐太郎さんらが参加するシンポジウムも企画されています。
私も聴きに行こうと思っています。

これを主催しているNPOとは、
私も20年近く前に一緒に活動していたことがあり、
今回は、その縁もあって、
プロジェクトの「理念と目的」の一文を書かせていただきました。

プロジェクトのご紹介を兼ねて、
転載させていただきます。

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「天使の森」プロジェクト「理念と目的」



世界でも緑の山に恵まれた日本。
その美しさと豊かさは世界が注目する日本の貴重な宝です。

しかし今、その森林の4割を占める人工林の多くが放置され、
崩壊の危機に直面しています。
また、その山を守ってきた山間集落も、
経済力の低下と過疎化によって、その存続が危ぶまれています。

地球は一つの生命体のように、
様々な循環によって自らを制御し常にほぼ一定の環境を保ち続けています。
その中で森林は、非常に重要な役割を果たしています。

その森林の最も奥に位置する岡崎市額田の「天使の森」は、
乙川、矢作川の源流に当たるとともに、
山頂からは遠く三河湾を望むことができます。
奥山から海までの一連の川の流れ、
地球規模での生命の循環の流れを想起できる絶好の場所です。

また、この地域は古代からの古い大地を基礎とし、
周辺地域には縄文時代、弥生時代の遺跡が点在しており、
古代から今に至る時間軸において、
自然と人との関わりを再検証し、
これからの持続可能な暮らし方を考えるのに相応しい場所と考えられます。

「天使の森」プロジェクトは、
そういった自然と人の在り方という原点から、
森林の再生、里山の暮らし、地域循環型産業を考え、
その実現に貢献していくことを目的としています。

その推進のために、
生態学、植物分類学の研究者をはじめとした各分野の専門家、郷土研究家、アーティスト、地域に住む市民、企業、各種団体などの幅広いメンバーが、
お互いの知恵と知識を共有し、
共に課題解決に取り組んでいく場を創り、
事業を推進していきます。

また、未来につながる子供たちに対し、
自然と人のあるべき関係を考えるきっかけとなる様々な機会を提供していくことも大事な使命と考えています。

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ぜひ、お近くでご興味ある方は、
NPOまでご連絡ください。

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