本当の“エコロジカル”を実現するために


エコロジカルという言葉は、
最も狭義の意味では“生態学的”となりますが、
一般的には、
地球に負荷をかけずに、
地球に優しいものやことを表す言葉として、
使われていることが多いかと思います。

日本ではあまり見かけませんが、
英語ではもっと深い意味を持たせた使い方をしている場合もあります。

それは語源のとおり、
宇宙万物の道理に即していること。
大自然の摂理に調和していることを意味しています。

そもそも人間も他の動物と同じように、
直感を通じて、
エコロジカルであるか、そうでないかの区別ができると言います。
その直感は、心の感情を通じて、
それが想いや思考となり、
行動へと変化していきます。

一人一人のエコロジカルな直感が、
お互いの“真の対話”を通じて共鳴して増幅され、
それが社会の意思決定につながっていてこそ、
大自然と基礎を同じにし、それと調和した状態の、
本当のエコロジカル社会と言えると思います。

会社でも同じことです。
本当にエコロジカルな会社=宇宙万物の道理に則した会社、
を目指すためには、
社員一人一人のその奥深い直感が、
想いや考え、行動を通じて、
確実に経営に直結できていなければなりません。

過去数千年続いてきた封建社会を、
いまでも続けている上位下達の組織では不可能です。

上司部下の関係から、
それぞれの能力を活かしたチームワークの関係へ変わっていかなければなりません。
チームワークを活かす為には、お互いが必要な情報を共有し、
真の対話を行える場が必要です。
真の対話を行うためには、一人一人の自覚と自主性が必要です。
その為には組織としても、
一人一人が必要な考え方や知識を学び、
コミュニケーションのトレーニングなどもできる、
教育の場を提供していくことも重要です。

組織には、その組織がなぜ存在しなければならないかを示す、
社会的使命と責任が明確でなければなりません。
それに賛同したメンバーが集まり、
その実現のために、それぞれが力を合わせるのです。

現代において一番柔軟に変わっていけるのはNPOや会社です。
一気に変革していくのは難しいですが、
まずは教育の機会をつくり、チームワーク作りを行っていくなど、
少しずつ変革していくのが良いと思います。

私の回りにも、少しずつ変わって行っている会社が出てきています。
10年後、20年後が楽しみです。

Think Beautiful

未来に残したいリジェネラティブな社会づくりを考える

0コメント

  • 1000 / 1000