多くの人が気づいているように、
アメリカで先行して起こったことが、何年か、何十年かたって、
日本で追従するように起こることは珍しくありません。
今、アメリカでは大きな経済格差が起こっており、
大学生が一千万円以上の借金を背負って大学を卒業し、
社会人になって年月がたっても自宅が買えない世帯が増えています。
日本でもその兆候が見え始めていますが、
このままでは、ほぼ間違いなくアメリカを追従して、
日本も大きな格差社会になっていくはずです。
アメリカで、その格差社会に正面から戦っている民主党のサンダースさんが、
民主党候補選挙で頑張っています。
確か、前回の2016年の時は、
先頭をいくクリントンさんをサンダースさんが猛追していました。
しかし、サンダースさんの支持者が多いカリフォルニアでの選挙の前日に、
クリントンさんは特別代議員枠を推計したら自分が勝つのは間違いないと、
一方的に勝利宣言し、
サンダースさんは結局負けてしまいました。
その後、クリントンさんはトランプさんに負け、
トランプさんの自分の利益が第一優先という、
「アメリカ・ファースト」の時代が到来しました。
ちなみに、トランプさんの言うアメリカとは、
蓋を開けてみるとアメリカの富裕層のことでした。
この3年間、格差是正は反故にされ、マイノリティーは抑圧され、
アメリカは建国の理念から離れた国になってしまいました。
サンダースさんは彼らとは違い、社会正義と安心して暮らせる社会づくりを追求する
筋金入りの政治家です。
彼の自伝はおすすめです。
彼がゼロから立ち上がり、不公正を正し、社会正義を勝ち取るために戦ってきた政治家人生が語られています。
これを読むと、大統領選挙を見る目が変わると思います。
サンダースさんではトランプさんに勝てないと主要メディアに言われていますが、
前回の大統領選挙の時を思い出すと、
選挙結果が開票されるまで、どこの主要メディアもトランプさんが勝つとは考えていませんでした。
自分たちの子供や孫の世代が、
激しい格差社会で暮らすことにならないように、
今年のアメリカで何が起こるのか、私達は注視しておかなければなりません。
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