2013.09.21 23:33人が優しくなれる社会へ昨晩から久しぶりに八ヶ岳に帰っています。息子たちが2年ぶりに小学校の運動会に顔をだしました。以前とかわらず、多くの人が暖かく迎えてくれます。本当に幸せな体験です。もちろん、八ヶ岳のこの地域でも、いろいろな人間関係や摩擦はありますが、それよりも、どこか根本的なところに、他人に対するやさしさがあることを感じます。直接相手のことを知らなくても、必ずその人のことを知っている知り合いが存在するといった、比較的小さなコミュニティーであることが、どこか、お互いを認め合える基本になっているのかもしれません。今夜、息子が寝入る直前に、街の人々にくらべて、八ヶ岳の人々は優しい人が多いね、と、つぶやいて眠りにつきました。たぶん、それは事実なのでしょう。私は、街暮らしの人が優...
2013.09.01 06:42心の傷を“癒す”しごと日本人で中国の天安門事件に遭遇した人はいれども、あの文化大革命を直接経験した人は殆どいないはず。ところが、その文化大革命の時に中国に住み、あの騒乱の被害者として巻き込まれた日本人がいたことに驚きました。しかも知り合いの女性。妻の古い友達である佐藤真由美さん。私たちがイギリスに留学していた時に、丁度ロンドン郊外に住んでおられていて、とてもお世話になった方です。シューマッハカレッジや八ヶ岳にも、何度か遊びに来てくれたこともあります。その彼女が最近出した本がこれ。解放出版社東ベルリンで生まれ、中国で育ち、その後に日本に。有名国立大医学部に入ったものの、退学して米国の大学、大学院に留学。その後、彼女の類まれな才能と行動力とが導いた、航空関係の仕事から、国際NG...