イギリスのロンドンから西に300キロほどの所にある、
古代からケルトの文化が色濃く残るデボン州。
その真ん中あたりにトトネスという街がある。
その街は、人口が5千人しかないのに、
そこには4つの大学があり、
二つの財団がさまざまな活動を行っている、
イギリスの中でも特別の雰囲気の漂う街である。
私はその街にある、
エコロジカル社会の実現のために設立された、
大学院大学であるシューマッハカレッジに留学した。
世界で唯一の「ホリスティックサイエンス」修士コースに、
参加したのだった。
私がなぜシューマッハカレッジに行くことになったかは、
それは偶然に偶然が重なったものであったが、
シューマッハカレッジでの体験は、
それまでの10年間に匹敵、
いや、それ以上に色濃く、
様々な発見に満ちたものだった。
そのときのことを、
関心のある方にシェアするために、
ブログの形で公開することにしたのである。
シューマッハカレッジ留学記
「イギリスに吹く新しい風」
その文章は、
マクロビオティックの総本山のひとつである、
正食協会の定期購読誌「むすび」に、
1年間にわたって連載されたものを、
そのオリジナル原稿をもとに、
加筆、修正をしたものである。
近年、シューマッハカレッジの中心人物であり、
「Resurgence」誌の編集長として知られる、
サティシュ・クマール氏の来日や、
「懐かしき未来」の著者で、
やはりシューマッハカレッジの、
講師兼顧問をされていた、
ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんの来日によって、
にわかにシューマッハカレッジへの関心が高まり、
そこを訪れる方も多くなった。
留学記は、
これから訪れたい、留学したいと、
思っている方に、
参考にしていただければ幸いである。
偶然にこの記事に来られた方も、
是非、ご覧いただければと思う。
なぜならば、
それは単なる偶然ではないからである。
かつて私がそうだったように・・・。
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