昨夜の7時ごろの気温はマイナス8度。
昨晩は冷え込みました。いつもより少し暖房の温度を上げないと、
家の中もしんしんと冷える夜でした。
今日は満月。
外は冷たいけれども、透き通った空気の向こうに、
美しく、本当にまん丸な月が、
青白く輝く光を放ちながら、東の空を上っていきました。
森の木々の上に輝く月をみていると、
時間と空間を越えた、
壮大な世界に自分が生きていることを、
あらためて感じることができます。
しかし、私たちは、
パソコンを開くと、
そこに踊る情報やメールに気をとられ、
街に出ると、
セールや新商品が気にかかります。
会社や集まりに行くと、
人との関係に気をもみ、
自分の存在を、目に見える形で、
或いは、他人からの評価で確かめようとします。
壮大な美しい世界で生きているのに、
自分はいつ何時も、自分らしく生きることを選択できるのに、
私たちは、自分で小さな世界に閉じこもってしまっています。
人間は、なんてこうも不器用なのでしょうか。
どうして、美しい世界を見て生きていけないのでしょうか。
人間は数千年の間、目の前のことしか見えない暗い世界に住んできました。
2000年前に、次々に3大宗教が出てきたのも、
それは偶然ではなく、
暗く長いトンネルを抜けるまでの、
足元を照らす松明として、与えられたものといっても良いのではないでしょうか。
でも、もうしばらくで、
人間はそのトンネルを抜けそうです。
世界が大きく動いている今、
人々の心も大きく変わってきています。
明日の朝、輝かしい太陽が昇るのと同じように、
近い将来、人間も新たな朝を迎えることでしょう。
0コメント