就任演説にオバマ氏の視点を見る



オバマ新大統領の演説を聴いて、きっと世界中の多くの人が、
それぞれに、いろいろと考えたことだろうと思います。
それだけ、様々な問題についての考え方を示した演説でした。

私が特に気に入ったのは以下のくだり。
What is required of us now is a new era of responsibility - a recognition, on the part of every American, that we have duties to ourselves, our nation, and the world,・・・。

いま、私たちに求められていることは、皆がそれぞれの責任を果たすという、新しい時代を築くこと。アメリカ人として、私たち自身の正義ある役目、国への役目、世界への役目に目覚めなければならない。という旨の言葉です。

経済においても、社会においても、私たちはお互いが離れてしまい、そのために、お互いが担うべき責任も希薄になってしまいました。いま、日常生活の中、ネットの中やメディアの中でも、他人への責任の押し付けが当たり前のようになっています。

国家は、国民一人ひとりで構成されています。
その国民の心の持ち方が変わらない限り、国家も変わりません。
その点をオバマ新大統領は知っており、とても重要なことだと国民に訴えているところが、
私はとても好きです。

蛇足かもしれませんが、…the worldの後に、
the nature或いはthe earthかthe universeとくればもっと良かったと思います。
私たちは人間社会のみならず、自然界、環境、地球に対しても責任を持って生きなければならないことも、ついでに示してほしかったと思います。

環境政策を重視するなら、それこそ最も大事な理念のはずです。

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