今日、土曜日。
オバマ大統領の呼びかけで、全米で経済再生についての地域集会が開かれます。集会を開きたい人が自宅を開放して、地域の人々と自分たちに何が出来るかを話し合うのです。
オバマ大統領には、「個人の幸せ」がまず中心にあり、それを実現する数ある道具のうちの一つが経済といった考え方があるように思われます。そして、市民一人ひとりの視点を出発点に、それが国政に反映されていくといった、真の民主主義への変革を行いつつあるようです。
これまで、経済、企業、GDPの拡大が優先されてきました。お金が中心になっている世の中では、お金がないと幸せになれないと言う不安心理から、経済の拡大が絶対的な優先事項となっています。いつのまにか「個人の幸せ」より「経済の拡大」が優先されてしまい、本末転倒な社会となってしまったのです。もちろん、今の社会システムの中で経済は大事な事柄ですが、個人の幸せが実現されない経済拡大は、単なる「欲深」と「執着」の暴走でしかありません。オバマ大統領は、それを正しい姿に戻そうとしているのです。
その運動の鍵となる考え方を示した「Faith-Based and Neighborhood Partnership」を推進するチームがホワイトハウスに設立されたことが発表されました。下記はその映像です。私としては、世界の最も影響力のある人が、地域コミュニティーの大切さを語っている姿に本当に感動しました。大勢の有力者たちが、息をころして彼の演説に聞き入っている様子が出ています。ヒラリー・クリントンやスーザン・ライスの姿もあります。将来に過去を振り返って、エポックとなる演説の一つになるのではと思います。
Working with Faith
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