マクロビオティックとローフード



野菜は必ず火を通すなどして陽性にして食べるというマクロビオティックと、近年、日本でも関心を持つ人が増えている、一切火を使わずに野菜や果実を生で食べるローフードとは、まるで正反対の食事法です。いったいどちらが良いのか迷う人も多いかもしれません。多分、これに対しての答えは、科学的な解釈以上に、もっと食べ物と人の精神面・心との関係がもっとはっきりしてこないと、なかなか出ないのではないかと思います。

私のマクロビオティックとの付き合いは30年になります。20代は一人暮らしということもあって、何でも食べて、飲んでいましたが、30代以降は、再びベジタリアンに近い食事となりました。

我が家の場合、いまは、ローフードとマクロビオティックのミックスのような食事に落ち着いています。食事のはじめに、生野菜や果物をとり、主食は3分つき米と雑穀、そして、マクロ的なおかずとお味噌汁というのが典型的な食事のパターンです。お肉や魚は、たまに食卓にあがりますが、近頃は、生理的に食べたくなく、できれば食べなくてすめばよいという感じです。

ヨーロッパの医師が、完全ローフードを実践している人よりも、部分的ローフードをしている人の方が健康度が高かったという報告をしています。私としては、平均的な現代人にとって、完全ローフードの良さを十分に活かすには、植物の本質と同調できる、それなりの精神面・心の成長と平和的・調和的なライフスタイルとが必要なのかもしれないと、今のところ解釈しています。

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