今日の八ヶ岳は、朝からさわやかな春の日差しが降り注ぎ、柔らかな空気が頬をなでるような日です。例年なら3月の半ばでないと見られない鳥が庭に訪れ、枯れ草の間に落ちている小さな実や虫たちをついばんでいきます。
カマキリの卵が高いところに産み付けられていると、その冬は大雪になる。と、よく言われます。実は昨秋に、近くでカマキリが高いところに卵を産んでいたのを見たといった話を聞き、この冬は大雪を予想していたのですが、全くはずれだった感じです。
前回の冬には、松などの針葉樹以外は全く緑が消えたのですが、今年はいくつかの種類の広葉樹は真冬になっても緑の葉をつけています。これまでの冬には考えられなかった現象です。
以前のブログにも書きましたが、地球が暖かかくなる現象は、二酸化炭素による温室効果ではなく、全く別の原因によることは明らかです。ただ、地球温暖化を二酸化炭素の排出量のせいにして、環境問題に取り組ませようという政治的意図に、全面的に反対するつもりはありません。これによって、随分と地球にとってプラスになる活動も進んだからです。
しかし、あまりに無理な達成目標をつくってしまい、既存の代替エネルギー技術では実現が難しいことがだんだん分かってきて、欧米も日本(民主党でさえ)も、再び原子力発電を重視していく政策に変わりつつあります。これはちょっと政治的意図が行き過ぎた結果かと思います。
原子力発電を増やしていくなら、日本は数兆円を使ってでも、化石燃料に代わり、日本国内で生産できる、非食物バイオエネルギー、燃料電池、その他所謂フリーエネルギー技術といった新エネルギーの研究開発と、石油製品に変わるバイオ素材の開発・普及を急ぐべきでしょう。
大量の化石燃料を輸入せざるを得ない日本にとって、原油の輸入だけでも年間12兆円(2007年)も出費しています。その必要がなくなれば、数兆円の投資はわずか数ヶ月で元が取れるはずです。
今週は、例年の寒さにいったん戻るそうです。皆様、体調を崩さないように暖かくしてお過ごしください。
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