真の対話について

最近のこのブログの記事が、
“ダイアローグ”=“真の対話”に、
関連したものが多くなっています。
多くの方にとって、
どうして私が、
ここまで重視しているのか、
不思議に思われているかもしれません。
この夏が終わるまでには、これについて、
何かきちんとした文章を書きたいと思っています。
そしたら、またこのブログにアップしていきたいと思います。

“ダイアローグ”=“真の対話”は、
単なる会話の仕方ではありません。
単なるワークショップの一手法でもありません。
それは、
地球生命の一員である人間の生き方であり、
その最も根底は、
私たちの住む世界の非常に奥深いところに結びついています。

世界的な偉大な学者たち、
例えば、量子力学者デビッド・ボームや、
認知科学者であり、
生命の自己組織の仕組み(オートポイエイシス)、
を解き明かしたフンベルト・マチュラナ、
などが、このダイアローグに注目し、
その重要性を指摘しているのも、
その奥深さに気づいているからなのです。

私はいま、“真の対話”に関連する本を、
常に何冊か持ち歩いています。
“真の対話”について、どのように表現すれば、
今の日本の多くの方にとって分かり易く、
受け入れていただけるかを、
いろいろと整理しながら考えているところです。

例えば、シュタイナー関連の基本書の一つと言われる、
「自由の哲学」も、
“ダイアローグ”=“真の対話”に関連して、
人間の思考のしくみや創造性の源泉を理解するのに、
重要な本の一つだと思います。

人類は、あと50年もしたら、
この“真の対話”が常識となり、
友人間でも、家庭でも、町内会でも、国会でも、
真の対話がなされ、
多数決ではなく、全員の合意のもとで、
いろいろと決められていくことになるでしょう。

“真の対話”は、人類の歩みの中でも、
大きな一つのエポックになる、
歴史的な転換を引き起こします。
私たちは、今そのスタート地点に立っています。
そして、
これから起こる大変化の「当事者」であり、
「目撃者」にもなるのです。

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