昨日、安曇野のシャロムヒュッテの、
オーナーをしていらっしゃいます臼井さんから、
以下のようなコメントを頂きました。
どうもありがとうございます。
7月28日付け
**********************
伊藤さん、着実に社会は変わってきています。
10年前に伊藤さんが書いた共生社会への扉の世界が現実になります。私の指針はこの共生社会への扉に書かれていることがバイブルでもあります。
このブログでは代表的な伊藤さんの文章になかなか行き着けません。とても素晴らしい文章だけにもったいなく思います。ブックマークに是非載せてください。
**********************
(引用ここまで)
お手数をおかけして、どうもすみませんでした。
ということで、早速にブックマークに入れました。
「共生社会への扉」
(←の帯びの下のほうです)
この文章を書いたのは、
2000年の夏に行われた伝説的なイベントとなった、
「いのちの祭り」の時に書いたものです。
「いのちの祭り」は、
おおえまさのりさんが、その精神的支柱となって、
第一回は1989年に八ヶ岳に程近い、
長野県富士見町で行われ、
10年をおいて、長野県大町市で、
第二回が開かれたものです。
第二回は、共生の社会作りをテーマに、
長野県の広大なスキー場を舞台に、
約2週間にわたって行われ、
各々、そこでキャンプをしながら、
環境、ホリスティック医療、自然農、地域通貨、
社会正義など、関連する様々なワークショップ、
セミナー、コンサートが行われたり、
自然派の商品や食材を売るお店が出店したりしました。
全国の津々浦々から、
このようなテーマに関心のあった方々が来場されました。
このお祭りにはいろいろと思い出がありますが、
そのうちの一つが、トイレにまつわる一件でした。
イベントの会場は大きく二会場にわかれていました。
私が主にいたのは、メイン会場からやや離れた、
通称「虹の村」という、
スキー場の駐車場を会場にしたところでした。
トイレもなかったので、仮設トイレが並べられました。
自然との共生をうたうイベントだけあって、
このトイレで集められたものは、
堆肥にされるとのことで、
紙は一切いっしょに捨てることは禁止され、
別途、紙袋に入れるルールとなりました。
あるとき、トイレの近くを通りかかったとき、
集められた糞尿のタンクのそばに、
奈良から参加されていたお医者さんが、
立っておられました。
私が近づくと、その方は、
「タンクの中にティッシュペーパーが入っているけど、
とっておいた方がいいのですよね?」
と聞いてこられました。
タンクを見ると、確かに紙らしき白いものが、
茶色いドロドロした液体の中から、
わずかに顔を出しています。
ただ、これを完全に取り出すのは、
大半が茶色いドロドロの下に埋まっているだけに大変。
一枚だけなら、いずれ自然に還ることだから、
そう大きな問題にはならないだろうと、
「一枚だけですから・・・」
と言おうとしたより早く、
彼は、素手を突っ込み、
紙が破れないように、
下からそっとすくい上げたのでした。
さすがだ~!
排泄物と言えども、
これは大自然の循環の大事な一部。
もともとは身体の中のものなのに、
身体から出たとたんに「汚い」ものとして扱われてしまいますが、
実は、神が作られた、尊い存在です。
それを再認識させられた、感動の一瞬でした。
そういえば、
来年はさらにまた10年目の節目となります。
もし第三回があるとしたら、
そろそろ、そういった話が出てくる頃だと思います。
オーナーをしていらっしゃいます臼井さんから、
以下のようなコメントを頂きました。
どうもありがとうございます。
7月28日付け
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伊藤さん、着実に社会は変わってきています。
10年前に伊藤さんが書いた共生社会への扉の世界が現実になります。私の指針はこの共生社会への扉に書かれていることがバイブルでもあります。
このブログでは代表的な伊藤さんの文章になかなか行き着けません。とても素晴らしい文章だけにもったいなく思います。ブックマークに是非載せてください。
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(引用ここまで)
お手数をおかけして、どうもすみませんでした。
ということで、早速にブックマークに入れました。
「共生社会への扉」
(←の帯びの下のほうです)
この文章を書いたのは、
2000年の夏に行われた伝説的なイベントとなった、
「いのちの祭り」の時に書いたものです。
「いのちの祭り」は、
おおえまさのりさんが、その精神的支柱となって、
第一回は1989年に八ヶ岳に程近い、
長野県富士見町で行われ、
10年をおいて、長野県大町市で、
第二回が開かれたものです。
第二回は、共生の社会作りをテーマに、
長野県の広大なスキー場を舞台に、
約2週間にわたって行われ、
各々、そこでキャンプをしながら、
環境、ホリスティック医療、自然農、地域通貨、
社会正義など、関連する様々なワークショップ、
セミナー、コンサートが行われたり、
自然派の商品や食材を売るお店が出店したりしました。
全国の津々浦々から、
このようなテーマに関心のあった方々が来場されました。
このお祭りにはいろいろと思い出がありますが、
そのうちの一つが、トイレにまつわる一件でした。
イベントの会場は大きく二会場にわかれていました。
私が主にいたのは、メイン会場からやや離れた、
通称「虹の村」という、
スキー場の駐車場を会場にしたところでした。
トイレもなかったので、仮設トイレが並べられました。
自然との共生をうたうイベントだけあって、
このトイレで集められたものは、
堆肥にされるとのことで、
紙は一切いっしょに捨てることは禁止され、
別途、紙袋に入れるルールとなりました。
あるとき、トイレの近くを通りかかったとき、
集められた糞尿のタンクのそばに、
奈良から参加されていたお医者さんが、
立っておられました。
私が近づくと、その方は、
「タンクの中にティッシュペーパーが入っているけど、
とっておいた方がいいのですよね?」
と聞いてこられました。
タンクを見ると、確かに紙らしき白いものが、
茶色いドロドロした液体の中から、
わずかに顔を出しています。
ただ、これを完全に取り出すのは、
大半が茶色いドロドロの下に埋まっているだけに大変。
一枚だけなら、いずれ自然に還ることだから、
そう大きな問題にはならないだろうと、
「一枚だけですから・・・」
と言おうとしたより早く、
彼は、素手を突っ込み、
紙が破れないように、
下からそっとすくい上げたのでした。
さすがだ~!
排泄物と言えども、
これは大自然の循環の大事な一部。
もともとは身体の中のものなのに、
身体から出たとたんに「汚い」ものとして扱われてしまいますが、
実は、神が作られた、尊い存在です。
それを再認識させられた、感動の一瞬でした。
そういえば、
来年はさらにまた10年目の節目となります。
もし第三回があるとしたら、
そろそろ、そういった話が出てくる頃だと思います。
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