昨年出版された、
「フィンランド豊かさのメソッド」と言う本ですが、
この国が豊かと言われるようになった理由について、
どのように分析されているのか興味をもって、
読んだのですが、
この本には特にそのようなものはなく、
”メソッド”というよりは、訪問記の類でした。
しかしながら、何点か、
参考になった点がありましたので、
メモとして書いておきます。
フィンランドの小学校では、
大体、一クラスが25名。
クラスには担任の先生のほかに、
特別にフォローが必要な生徒がいる場合には、
アシスタントの教師やボランティアがつきます。
また、授業についていけない子供には、
特別授業が用意されているなど、
手厚い教育体制が整えられています。
小学校の先生の殆どは修士課程の卒業者で、
先生になるには、
適性検査、グループディスカッションの試験を、
通過しなければならず、
日本と違って、かなり先生の質が問われるようです。
授業時間数は日本より少なく、
塾なども日本ほど普及していないそうですが、
それでも、世界の学力試験ではトップクラス。
つまり、子供たちは、
短い時間で、効率よく学校で勉強しているようです。
フィンランドでは殆ど学費がかかりません。
さらに、高等教育の場合には、
国から学生に手当さえ支給されます。
留学生に対しては、
留学生ひとりひとりに、国内出身の上級生が、
世話役としてつくチューター制度が取り入れられており、
さらに、留学生にはホストファミリーがあてがわれ、
そのホストファミリーは留学生を家に招いたり、
一緒に休暇を過ごしたりします。
また、各留学生には、
フィンランドで生活するための、
生活キットが支給されます。
鍋やナイフやフォークなどが入っているそうです。
こういった制度によって、
留学生は、異国の文化に早く慣れ、
安心して留学生活を送ることができます。
私がイギリス留学したときは、
何のサポートもなく、当初は不便しました。
それを思うと、
フィンランドの留学生支援は画期的です。
フィンランドという国では、
夫婦共働きが一般的です。
その代わり、育児休暇は充実しています。
また、赤ちゃんが生まれたときには、
子育てセットといって、
赤ちゃんが生まれて当面の間、
子育てに困らないように、
赤ちゃんの服から哺乳瓶に至るまでの一式が、
支給されます。
フィンランドでは、
地区ごとに
この地区は木の家、
あの地区はレンガ造りの家といった具合に、
家の外観が決まっています。
美しい町並み作りのためのスタンダードが、
厳しく設定されているということです。
木の家に住みたい人は、
その地区の物件が売りに出されるまで、
待つことになります。
フィンランドの勤労者は、
完全週休二日制に加え、
夏休みは4週間以上。
日ごろの勤務も、7時間半が平均で、
残業はまずしないのが一般的だそうです。
それでいて、
国家競争力世界一をキープしています。
日本のサラリーマンとは大きな違いです。
やはり業務の効率化の違いと、
日本の事務作業は、
まだまだ無駄が多いいのでしょうか。
フィンランドは、
ほんの十数年前までは、失業者の多い、
苦しい時代が続いていたそうです。
よくぞ短期間にここまで変われたものです。
今の体制は、
まだまだ過渡的なものであり、
また、日本とは文化の差があるために、
それをそのまま取り入れるのは危険ですが、
ひとつの良き先行事例として、
参考になるものは多いと思います。
「フィンランド豊かさのメソッド」と言う本ですが、
この国が豊かと言われるようになった理由について、
どのように分析されているのか興味をもって、
読んだのですが、
この本には特にそのようなものはなく、
”メソッド”というよりは、訪問記の類でした。
しかしながら、何点か、
参考になった点がありましたので、
メモとして書いておきます。
フィンランドの小学校では、
大体、一クラスが25名。
クラスには担任の先生のほかに、
特別にフォローが必要な生徒がいる場合には、
アシスタントの教師やボランティアがつきます。
また、授業についていけない子供には、
特別授業が用意されているなど、
手厚い教育体制が整えられています。
小学校の先生の殆どは修士課程の卒業者で、
先生になるには、
適性検査、グループディスカッションの試験を、
通過しなければならず、
日本と違って、かなり先生の質が問われるようです。
授業時間数は日本より少なく、
塾なども日本ほど普及していないそうですが、
それでも、世界の学力試験ではトップクラス。
つまり、子供たちは、
短い時間で、効率よく学校で勉強しているようです。
フィンランドでは殆ど学費がかかりません。
さらに、高等教育の場合には、
国から学生に手当さえ支給されます。
留学生に対しては、
留学生ひとりひとりに、国内出身の上級生が、
世話役としてつくチューター制度が取り入れられており、
さらに、留学生にはホストファミリーがあてがわれ、
そのホストファミリーは留学生を家に招いたり、
一緒に休暇を過ごしたりします。
また、各留学生には、
フィンランドで生活するための、
生活キットが支給されます。
鍋やナイフやフォークなどが入っているそうです。
こういった制度によって、
留学生は、異国の文化に早く慣れ、
安心して留学生活を送ることができます。
私がイギリス留学したときは、
何のサポートもなく、当初は不便しました。
それを思うと、
フィンランドの留学生支援は画期的です。
フィンランドという国では、
夫婦共働きが一般的です。
その代わり、育児休暇は充実しています。
また、赤ちゃんが生まれたときには、
子育てセットといって、
赤ちゃんが生まれて当面の間、
子育てに困らないように、
赤ちゃんの服から哺乳瓶に至るまでの一式が、
支給されます。
フィンランドでは、
地区ごとに
この地区は木の家、
あの地区はレンガ造りの家といった具合に、
家の外観が決まっています。
美しい町並み作りのためのスタンダードが、
厳しく設定されているということです。
木の家に住みたい人は、
その地区の物件が売りに出されるまで、
待つことになります。
フィンランドの勤労者は、
完全週休二日制に加え、
夏休みは4週間以上。
日ごろの勤務も、7時間半が平均で、
残業はまずしないのが一般的だそうです。
それでいて、
国家競争力世界一をキープしています。
日本のサラリーマンとは大きな違いです。
やはり業務の効率化の違いと、
日本の事務作業は、
まだまだ無駄が多いいのでしょうか。
フィンランドは、
ほんの十数年前までは、失業者の多い、
苦しい時代が続いていたそうです。
よくぞ短期間にここまで変われたものです。
今の体制は、
まだまだ過渡的なものであり、
また、日本とは文化の差があるために、
それをそのまま取り入れるのは危険ですが、
ひとつの良き先行事例として、
参考になるものは多いと思います。
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