産業革命以前の暮らしは、
地域ごとに自律した経済と生活が成り立っていたと考えられます。
それはその地域の土地や気候などの自然環境に対して、
高度に適応し、持続可能な暮らし方を確立していました。
比較的、ここ数十年前まで、アジアや南米などの多くの地域には、
そういった暮らし方が残っていましたが、
急速な近代化によって、あっという間にそれらの多くが消え去っていきました。
一方、欧米においては、
早くにそういった暮らし方は消えたものの、
様々な問題を抱える近代化の流れからやや距離をおいて、
独自の共同体の設立が各地に起こっていきました。
かつてはその多くが宗教に関わるものでしたが、
1900年代半ばごろから、
各種のコミューンやエコビレッジなどの、
環境や平和など理念中心の共同体が出現したようです。
これまでの共同体というのは、
どこかの土地にメンバーが集まって、
いわば新天地の開拓を行う形の共同体でした。
ある意味、やや閉鎖的で、
個人の自由の制約も大きいものでした。
今後、私たちが地域中心の経済社会に移行することは、
それは、地域において新しい形の生活共同体を形成することを意味します。
それは決して閉鎖的ではなく、
個人の自由を束縛するものでもなく、
どこかに特別の共同生活の場所を作るのでもありません。
今住んでいる家、今住んでいる街が、
私たちの生活共同体となるわけです。
今の街で、お互いがもっとつながり、
お互いがお互いのために働き、
厚い信頼関係を築いていきながら、
困っても、誰かが必ず助けてくれる、
お金の心配もしなくて済む、
そういった生活を作り上げていくのです。
今、多くの人は様々な不安を抱えて生活しています。
私たちの行動の中には不安を出発点にしていることも多々あります。
いえ、行動の大半は不安を解消するためと言っても過言ではありません。
不安がなくなることで、私たちの考え方や価値観は大きく変わります。
考え方や価値観が変わると、社会も大きく変わります。
社会が変わっていくと、さらに人々の考え方や価値観も変わっていきます。
それは、自然界における共進化のしくみと同じです。
こういった社会を作るために、
私たちは何から出発したらよいのでしょうか。
いろいろな職業についている皆が、それぞれに立ち上がり、
そして、緩やかに連携し、協力し合いながら、
地域の、地域の人による、地域のための活動を増やしていき、
密なネットワークをつくっていく必要があります。
会員制など、閉鎖的であってはいけません。
できるだけルールなどなく、
個々が自由に活動できることが重要です。
唯一そこには、幸せな社会づくりという大前提があるだけです。
また、人が出合い、暮らしの知恵やより高い精神性を学ぶ拠点もあった方がよいでしょう。そもそも、真の幸せとは何か、本当の豊かさとは何かを知らなければなりません。これまで大量生産大量消費、経済拡大主義に洗脳された人々の考え方、価値観を新しいものにシフトさせなければなりません。
お互いに、そういった大事なことを確認しあえる拠点があった方が、その地域の変化のスピードは格段に違うでしょう。
そこは、学ぶだけでなく、食や暮らしにかかわるモノやサービスの交流があったり、介護や福祉、子育て、教育、お互いの情報交流の機能があれば尚良いと思います。最終的には、そこに行けば暮らしにかかわるニーズが何らかの形で解決する、そういった場となれば、それは地域の新しい生活共同体の核の一つとなるのではと思います。
丁度、日本においてその先駆的な拠点として以前より活動をされている二か所から、ご案内をいただいたので転載させていただきます。
奇しくも両方とも、健康に関するご案内です。
一つは阿蘇の小国町で活動されている波多野さんのTAO塾。
現在、リトリートビレッジを建築中で、
間もなくそのメインハウスが完成するそうです。楽しみです。
下記のリトリートセミナーは毎月開催です。
「半断食リトリートセミナー」 5月28-29日
http://www.taocomm.net/pdf/tao_retreatstay.pdf
もう一つは、あのサティシュ・クマールさんに、
日本を救う箱舟と言わしめ、
今や新たな暮らし方のメッカ的な存在となっている、
安曇野の臼井さんのシャロムヒュッテ。
「大切な人を守る知恵 ~ セルフケアを学ぶ」 5月28-30日
http://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/self528.htm
各町に、各村に、数十万人規模の地方都市であれば市に数か所くらい、こういった拠点が必要だと思います。
今年から数年間は、世界的にも特に激動の期間になりそうな気がしますが、それと同時に、きっと、来年再来年には、様々な拠点が全国に出現してくることでしょう。
新しい社会の新芽が確実に芽生えつつあると思います。
丁度、朝日が昇る前の薄暗いころ、
まだ、多くが静まり返っているなかで、
早く目覚めた一羽の鳥が鳴きだしたかと思うと、
しばらくすると、あちらこちらから次々にほかの鳥が鳴きだし、
次第に、朝の鳥のさえずりは賑やかになっていきます。
そして、ふと気づくと周囲はすでに明るくなっていっているといった、
そういった時期を私たちはこれから経験していくはずです。
地域ごとに自律した経済と生活が成り立っていたと考えられます。
それはその地域の土地や気候などの自然環境に対して、
高度に適応し、持続可能な暮らし方を確立していました。
比較的、ここ数十年前まで、アジアや南米などの多くの地域には、
そういった暮らし方が残っていましたが、
急速な近代化によって、あっという間にそれらの多くが消え去っていきました。
一方、欧米においては、
早くにそういった暮らし方は消えたものの、
様々な問題を抱える近代化の流れからやや距離をおいて、
独自の共同体の設立が各地に起こっていきました。
かつてはその多くが宗教に関わるものでしたが、
1900年代半ばごろから、
各種のコミューンやエコビレッジなどの、
環境や平和など理念中心の共同体が出現したようです。
これまでの共同体というのは、
どこかの土地にメンバーが集まって、
いわば新天地の開拓を行う形の共同体でした。
ある意味、やや閉鎖的で、
個人の自由の制約も大きいものでした。
今後、私たちが地域中心の経済社会に移行することは、
それは、地域において新しい形の生活共同体を形成することを意味します。
それは決して閉鎖的ではなく、
個人の自由を束縛するものでもなく、
どこかに特別の共同生活の場所を作るのでもありません。
今住んでいる家、今住んでいる街が、
私たちの生活共同体となるわけです。
今の街で、お互いがもっとつながり、
お互いがお互いのために働き、
厚い信頼関係を築いていきながら、
困っても、誰かが必ず助けてくれる、
お金の心配もしなくて済む、
そういった生活を作り上げていくのです。
今、多くの人は様々な不安を抱えて生活しています。
私たちの行動の中には不安を出発点にしていることも多々あります。
いえ、行動の大半は不安を解消するためと言っても過言ではありません。
不安がなくなることで、私たちの考え方や価値観は大きく変わります。
考え方や価値観が変わると、社会も大きく変わります。
社会が変わっていくと、さらに人々の考え方や価値観も変わっていきます。
それは、自然界における共進化のしくみと同じです。
こういった社会を作るために、
私たちは何から出発したらよいのでしょうか。
いろいろな職業についている皆が、それぞれに立ち上がり、
そして、緩やかに連携し、協力し合いながら、
地域の、地域の人による、地域のための活動を増やしていき、
密なネットワークをつくっていく必要があります。
会員制など、閉鎖的であってはいけません。
できるだけルールなどなく、
個々が自由に活動できることが重要です。
唯一そこには、幸せな社会づくりという大前提があるだけです。
また、人が出合い、暮らしの知恵やより高い精神性を学ぶ拠点もあった方がよいでしょう。そもそも、真の幸せとは何か、本当の豊かさとは何かを知らなければなりません。これまで大量生産大量消費、経済拡大主義に洗脳された人々の考え方、価値観を新しいものにシフトさせなければなりません。
お互いに、そういった大事なことを確認しあえる拠点があった方が、その地域の変化のスピードは格段に違うでしょう。
そこは、学ぶだけでなく、食や暮らしにかかわるモノやサービスの交流があったり、介護や福祉、子育て、教育、お互いの情報交流の機能があれば尚良いと思います。最終的には、そこに行けば暮らしにかかわるニーズが何らかの形で解決する、そういった場となれば、それは地域の新しい生活共同体の核の一つとなるのではと思います。
丁度、日本においてその先駆的な拠点として以前より活動をされている二か所から、ご案内をいただいたので転載させていただきます。
奇しくも両方とも、健康に関するご案内です。
一つは阿蘇の小国町で活動されている波多野さんのTAO塾。
現在、リトリートビレッジを建築中で、
間もなくそのメインハウスが完成するそうです。楽しみです。
下記のリトリートセミナーは毎月開催です。
「半断食リトリートセミナー」 5月28-29日
http://www.taocomm.net/pdf/tao_retreatstay.pdf
もう一つは、あのサティシュ・クマールさんに、
日本を救う箱舟と言わしめ、
今や新たな暮らし方のメッカ的な存在となっている、
安曇野の臼井さんのシャロムヒュッテ。
「大切な人を守る知恵 ~ セルフケアを学ぶ」 5月28-30日
http://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/self528.htm
各町に、各村に、数十万人規模の地方都市であれば市に数か所くらい、こういった拠点が必要だと思います。
今年から数年間は、世界的にも特に激動の期間になりそうな気がしますが、それと同時に、きっと、来年再来年には、様々な拠点が全国に出現してくることでしょう。
新しい社会の新芽が確実に芽生えつつあると思います。
丁度、朝日が昇る前の薄暗いころ、
まだ、多くが静まり返っているなかで、
早く目覚めた一羽の鳥が鳴きだしたかと思うと、
しばらくすると、あちらこちらから次々にほかの鳥が鳴きだし、
次第に、朝の鳥のさえずりは賑やかになっていきます。
そして、ふと気づくと周囲はすでに明るくなっていっているといった、
そういった時期を私たちはこれから経験していくはずです。
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