6月の八ヶ岳


八ヶ岳に戻るのが、
月に一~数回程度になってしまいましたが、
やはり八ヶ岳に帰ると、
心のモードが明らかに変わるのがわかります。

木々の間を吹き抜ける風の音を聞き、
満点の星空を仰ぎ、
様々な虫や生き物とともに暮らす生活は、
街暮らしで余計な活動を強いられている心のひずみを修復し、
新たな活力を注入してくれます。
それは、自然に囲まれている所であれば、
別に八ヶ岳でなくても良いはずですが、
私には八ヶ岳が性にあっているようです。

今の季節。
暑くもなく、寒くもなく、
緑が色濃くなり、過ごしやすい季節です。
虫がもっとも活動的な季節です。
毒をもった毛虫が出たり、
スズメバチの活動が活発になるのがちょっと難点でしょうか。

さて、このまえの週末、
レストラン「セラヒウム」のご夫婦に用事があって、
大泉の上の方に上がっていきました。

「セラヒウム」は、シュタイナーや精神世界に興味ある方々が、
ここのご主人との会話を楽しみに集まり、
奥さんが作られる絶品のベジタリアン料理に舌鼓を打つところです。
ベジタリアン料理のお店としては、
八ヶ岳南麓で随一の味と思います。
お店で独自に炒られるコーヒーは、
酸味が少なく、まろやかで豊かな味わいが楽しめます。
(営業は土、日、月)

そのお店のある、甲斐大泉駅から上の方は、
別荘、ペンション、レストランが点在する、
リゾート地そのものです、
生活に必要なものは逆に山を下りて、ふもとに買出しに行くので、
上の方は、都会から知人が来て案内する限りは、
たまにしか足を運ばないところです。

久しぶりに甲斐大泉駅のそばを通り、
上に上がっていくと、
小海線を挟んで上と下の2か所で、
つい春先までは野原だったところに、
まるで新興住宅地の建売住宅の建築現場のように、
それぞれ4~5軒くらいの家がまとめて建築中でした。
この田舎では珍しい光景です。

そういえば、八ヶ岳南麓で人が住める最も高いところに位置する、
大泉の最後に残った一等地と言われる場所に、
ある全国組織の団体の本部が移転してくることになっています。
それなりの人数の方も同時に移住されてくるとのことで、
建築現場を見ると、いよいよそれが間近に迫っているのが感じられます。

この団体は、
個人の生き方から社会のあり方、農業や食のことまで、
私たちの暮らしがどうあるべきかを広く考え、
結構、良い本も多く出版されています。

数か月前にある方の紹介で、
この団体の創始者の方の書籍を読みましたが、
違和感なく、すっと理解できる内容でした。

移転された折には、
会員に向けた活動だけでなく、
是非、地域づくりにも参加いただき、
地域とも交流のある活動を期待したいと思います。

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