2010.03.29 14:44Ecoliteracy エコリテラシー3月22日から始まり4月1日に終わる、シューマッハカレッジのエコリテラシーのコース。あと数日で終わると言うのに、今日、不思議にも、なぜかシューマッハカレッジから案内が送られてきました。改めて、その詳細を読んでみると、やはり、実に価値のあるコースです。フリチョフ・カプラ、サティシュ・クマール、ステファン・ハーディングといった、世界的な講師を含め、2週間のうちに13名もの講師が、エコロジーの真髄について教えてくれます。エコリテラシーは、自然界の姿について知ることが、何よりも基本となります。それ無しでは決して成り立ちません。Week 1 は、1)システムシンキング2)ガイア理論3)ディープエコロジー4)複雑系科学5)ゲーテ科学論6)グローバル社会経済とニュー...
2010.03.23 13:12瓦理論 ~ こふく亭に思ふ確かあれは10年以上前。2000年「いのちの祭り」の準備会議の時だったと思います。その会議のなかで、安曇野のシャロムヒュッテの臼井さんが語って下さった「瓦理論」に、私は2度驚きました。まず驚いたのは、言葉ではなかなか表現しにくい自然界の摂理が、実に見事に、わかり易く表現されていることでした。屋根の瓦は、一枚一枚が絶妙にお互いに重なり合うことで、屋根全体を余すことなく覆っています。それは、自然界が、相互依存、相互関係によって出来上がっており、しかも、自分自身の存在を大事にしながらも、全体との協調も同時に行うという、そのバランスを大事にしている摂理と、その基本が重なり合うというのです。瓦理論は、その瓦をモチーフに、瓦が重なっていなかったら・・・、つまり、個...
2010.03.19 03:52自由競争は進化の原動力となりうるのか?仕事で使っているVAIO機で、先週にwindows updateが自動的に行われ、幾つかのソフトがダウンロードされて以降、パソコンの起動が極端に遅くなってしまいました。基本的には必要最小限のサービスしか初期起動しないように自分で設定していますが、ハードディスクへのアクセスが、なぜか頻繁に行われており、タスクマネージャーでは追求できないところでの、何かミスマッチが起っているようです。マイクロソフトのサポート情報を参考にしながら、それらしき対策を試してみましたが、解決しません。Windowsのこういった不具合は、今日に始まったことではなく、この20年近くにわたって常に起こり続けてきたことです。しかし、起こり続けると言う点で、この商品と企業には、根本的に問題...
2010.03.16 14:27イカの哲学 ~ 中沢新一+波多野一郎本屋さんで始めて“イカの哲学”の本を見たときは、面白い書名だなと思っただけで、そのまま通り過ぎようとしました。しかし、著者を見ると、共著者の一人が私の好きな中沢新一氏であったことから、その本を手にとることとなりました。イカの哲学 (集英社新書 0430)中沢 新一,波多野 一郎集英社このアイテムの詳細を見る中沢新一氏の研究や考え方の特徴として、実相の世界と現実の世界とが、連続性をもって存在していることが思想の根本にあります。多分、そういった点が、私が中沢氏の書籍に親近感をもつ由縁だと思います。“イカの哲学”のもう一人の著者である波多野一郎氏は、誰もが御世話になったことのある、肌着のグンゼの御曹司であり、神風特攻隊の隊員やシベリア抑留といった、人間の極限...
2010.03.10 10:39エントロピーの法則 ~ ジェレミー・リフキンエントロピーの法則―地球の環境破壊を救う英知ジェレミー・リフキン祥伝社このアイテムの詳細を見るそういえばこういう本があったなと懐かしく思われる方も少なくないと思います。私もその一人です。実に30年以上前に書かれた本ですが、たまたま貸してくださった方がおられ、本当に懐かしい再会をしました。50歳以上の年齢の方で、環境問題に早くから関心の会った方ならば、必ずご存知ともいえるこの本。当時、「沈黙の春」や「複合汚染」に匹敵するくらいに、多くの人に大きな影響を与えた一冊だったと思います。当時、故糸川英夫先生が主催しておられた、組織工学研究会においても、この本が取り上げられて紹介されたこともあり、我が家でも、両親がその本を購入し、それが、この本と私との最初の出会い...