2009.09.29 12:54Das Wesen der Farben ~ 色彩の本質「未来の人間は、流動する色彩とともに、 生きることを学ばねばなりません。 それは魂を大きな生命力で満たし、 生き生きと健康にすることでもあるのです」 (ルドルフ・シュタイナー/西川隆範訳)シュタイナーの色彩論の講演録「色彩の本質・色彩の秘密」の一節です。色彩の本質・色彩の秘密(全訳)ルドルフ シュタイナーイザラ書房このアイテムの詳細を見る子供の歯の抜け換わりが始まり、最初の7年期から、新たな成長の段階に入りはじめた時を同じくして、シュタイナーの考え方を踏まえた絵画教室に、子供が通い始めるのを機会に、昔読んだ、シュタイナーの色彩論のこの本を、再び手に取りました。色にはそれぞれに性格があります。色と色が隣り合うと、そこにまた違った性格が現れ出ます。それ...
2009.09.17 04:51Food Faddism ~ 健康食品大国 日本フードファディズムとは、「食品の栄養や効能に対して、 それが科学的に証明されている、いないにかかわらず、 それを過大評価し、固執すること」だそうです。日本では、全国の高額納税者のトップ20には、何人もの健康食品販売業者が登場しています。世界的にも、健康食品の類の販売が、非常に多い国となっているようです。つまり、日本では、フードファディズムではないかと思える人が、かなり沢山いるのではないかと推測できます。様々な栄養サプリメントや、健康食事法がありますが、それが本当に、その人の健康に役立っているかと言えば、非常に疑問があります。逆に、健康を害している場合もあるでしょう。その一方で、この一年で100歳になったご長寿は、全国で実に4000人おられるのだそうです...
2009.09.15 12:32正しい目標設定このブログのテーマとはちょっと離れますが、先日、ニュースでイチロー選手のインタビューを見て、なるほどな、と思いました。彼は、何故、“安打の数”を、目標にしているのかという質問に対して、こう答えていました。「打率を目標にすると、 自信の無いときは、 打席に立ちたくなくなって、 後ろ向きの自分が出てくる。 だけど、“安打の数”を目標にしていると、 打席に向わないと、 決して数は伸びないから、 常に前向きになれる」と。これには、自分自身の目標設定の仕方で、私も時々、間違いをしていたことに、気づかされました。目標を持つことは大事ですが、その目標設定が間違っていれば、何かをきっかけにネガティブな気持ちが入り込み、消極的になってしまうことがあります。途中で挫折した...
2009.09.10 13:59トランジションタウンの街Totnesの訪れ方(3)Totnesを訪れるついでに、シューマッハカレッジも見てみようと思われたとしても、シューマッハカレッジには、特に何があるわけではありません。ただの古い家です。通常では原則として中までは入れません。しかし、水曜日の夜だけは違います。地域コミュニティーのために、Open Eveningが開かれ、その時に招聘されている、世界的な講師の話を聴くことができます。私がいた当時は、講演会に後に、お茶パーティーが開かれていました。このときは、Totnesの住民の人たちとの、交流の場でもあり、思い出深いひと時でした。Open Eveningは開かれる週とそうでない週がありますので、事前に電話で確認するか、Schumacher Collegeの最新ニュースの中で確認してく...
2009.09.09 14:32トランジションタウンの街Totnesの訪れ方(2)TotnesのFore Streetの中央にある時計台(Information Center HPより)Totnesの中心は、800メートルばかりの、日本で言う目抜き通りである、Fore Streetです。Totnes城のある丘の上から、ダート川に向かって下りていく、ほぼまっすぐな通りです。様々な洒落たお店が並んでいますし、ここで殆ど全ての生活に必要なものが揃います。日本ではこういった商店街が瀕死の状態ですが、Totnesでは商店街が元気です。これも、新しい社会の姿を追い求める、先駆的な街だけあって、大規模なショッピングセンターの進出を、街をあげて反対してきた結果です。さて、まずはTotnesでお奨めの、食べ物のお店からご紹介しましょう。【食べる】To...
2009.09.07 14:24ConsultingからImplementationへ八ヶ岳は秋が始まり、我が家の庭先のモミジは紅葉が始まっています。先週から今日まで、仕事や考えなければならないことが重なり、なかなかブログの更新ができませんでした。ようやく今日、一つの仕事が節目を向かえ、気分的にちょっとだけ楽になりました。先週、私にとって、もう一つ精神的な負荷だったのは、私たち家族が八ヶ岳に来る際に、大変御世話になった方からご相談でした。先週の夜と週末は、そのことに釘付けでした。今の段階では、ここで詳しいことは書けませんが、そのご相談の対象は、とても厳しい状況にあり、どう考えても、リスクを完全に回避しながら、持続的に安定した事業をすすめるのは難しく、私としても、久しぶりに悩んだ一件でした。考えながら改めて思いました。それは、至極あたりま...
2009.09.01 12:52トランジションタウンの街 Totnesの訪れ方(1)英国のTotnesという街は、新しい社会を考える上で、その考え方や実践において先駆的な街として知られ、また、そういった方面に関心の高い方が、世界から集まり、学んだり暮らしたりしているところです。このところ、Totnesについて何件かお問い合わせを頂き、近いうちに渡英されるとのことなので、この機会にTotnesを訪れたい方のための、ひでき版の旅行ガイドを書いておこうと思います。私が住んでいたのは少々前になりますので、一応、ネットで最新情報を確認しながらご紹介します。【行き方】古きよきロンドンのターミナル駅の一つのパディントン駅。駅の窓口で切符を買い、そこからイギリスの西の端ペンザンスに向かう特急にのって約3時間。ロンドンを出ると美しい田園風景が広がります...